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公民館じょいんとプロジェクト
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簀子公民館では、舞鶴小学校への統合により今春閉校となった旧簀子小学校のさようならイベント「校舎への手紙」を行いました。(プログラムの詳細のリンク
共働先となった団体は、特定非営利活動法人KID`s work(公式サイトへのリンク)。同校区の子どもたちが参画する形で準備を進めることとなり、子ども参画型のプログラムづくりに長けている同団体にご協力いただきました。(準備のためのワークショップの報告記事へのリンク

また、イベント前日には、地域の皆さんがご協力くださいました。(前日の準備風景の報告記事へのリンク

以下はイベント当日のレポートです。

9/14(土) 10:00〜20:00
灯明デザイン&校庭に灯明を並べる下絵選び&スライドショーの写真選びワークショップ

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いよいよ当日。快晴の下、朝から地域の老若男女の方々が集まってくださり、2400個に及ぶ灯明の準備をしました。前日までにくしゃくしゃにしぼませた複数色の袋に、ろうそくを支え、重さを安定させる砂を入れる作業チームと、その袋を色ごとに仕分けるチーム、そしてさらにそれらを校庭の要所に一定の数ごとに置いていくチーム…と、多くの人手を要する作業でしたが、地域の皆さんのご協力により、大変スピーディに済ませることができました。

 

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お昼前から、イベント参加者が増えてきたため、「すのこ今昔スライドショー」(写真左)を時間を前倒しして開場しました。早速、卒業生の成人の方々が、大正時代以来の歴史を有する簀子小学校の変遷に、じっくり見入っておられました。
あわせて、「マイ灯明づくり」(写真右)も開場しました。

 

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「マイ灯明づくり」のコーナーでは、職員室だったお部屋をお借りし、準備のためのワークショップで子どもたちとともに制作した灯明の巻き紙のための複数のぬり絵原画と絵描き道具を用意。主に、子どもたちをメインターゲットとしていることから、特定非営利活動法人KID`s workの大久保代表(上の写真右)にコーディネートいただきました。

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ぬり絵とあわせて、自在にイラストやメッセージを入れる親子もみられ、微笑ましい限りでした。


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昼下がりになると、スライドショーには多くの方が立ち寄られていました。参加者の中からは、”昔、簀子小に通っていた”、”ここで40数年前に教鞭をとっていた”などの声が聞かれ、福岡市外からのご参加もみられました。

 

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「マイ灯明づくり」の方は、またたく間に予定数(40個)の手作り灯明が完成するほど盛況でした。ひとまず、校庭の入り口付近に並べました。

 

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16時になると、子どもたちのためのそうめん流しが始まりました。あっという間に、長蛇の列!

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地域の方から、箸とめんつゆの入ったお皿を受け取るなり、今か今かと待ち受ける子どもたちの様子が微笑ましかったです。
 

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同じ時間帯から、地域の各種団体の出店もスタートし、ヨーヨー釣りや焼そばなど、それぞれの出店のテント下にも、参加者がどんどん集まってにぎやかになっていきました。

 

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18時になり、自治連合会会長や舞鶴小・中学校校長らによる灯明の点灯式を行いました。それにあわせて、順次、校庭に並べられた2400個の灯明と、マイ灯明40個にも火を灯しました。

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中には、”この小学校を巣立った子どもの人数分を照らしたい”と点灯する方もおられたとか。簀子小への皆さんの思いが、温かい灯りになっていった場面です。

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日が暮れるにつれ、灯明があざやかに光り始めました。観覧用スペースとして、校舎の上階も開放し、続々と上がって行っては、じっくりと見入ったり、たくさん写真を撮っていました。

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「マイ灯明」も、学校への感謝のメッセージとともに、温かい光を放ち始め、一つ一つ、写真を撮る方もおられました。

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おだやかなお天気も手伝って、20時の終了時間までの間、多くの皆さんに、灯明の灯りと小学校の思い出深い校舎を堪能いただくことができました。

 

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終了後は、すぐさま撤収作業に取りかかりましたが、午前中の準備以上に多くの方がご協力くださり、2400個の灯明の運搬・砂とロウソクの仕分け・ごみ袋への集約という相当の作業量も、スピーディに終えることができました。

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撤収終了後は、そのまま関係者での打上げが持たれ、皆さんで楽しくねぎらい合いました。
最後には、簀子地区自治連合会の牛尾副会長による音頭で、「公民館ばんざーい!簀子自治連ばんざーい!NPOばんざーい!」と大きく万歳三唱。三者が”じょいんと”できたことを実感する印象的なシーンとなりました!

今回の一連の取り組みを通じ、いざという時、すぐさま団結できる簀子校区の”地域力”を垣間見ることもできました。

9/15付西日本新聞朝刊の掲載記事リンクです。