【報告】ヒルノニワヨルノニワ in 平尾②「ユウガタハイキング~携帯・スマホで撮るクールな平尾」(9/21)
平尾公民館 ヒルノニワヨルノニワ in 平尾 , 報告 , 平尾公民館
2014/09/21
平尾公民館では、3回シリーズで、各回とも共働先が入れ替わりながら、若い世代を対象とした企画を行います。(プログラムの詳細のリンク)同公民館のある校区は、単身者も多く住んでいるため、校区に住んでいるうちに、もっと地域の良いところを知っていただきたいという公民館側の願いがあり、1回目=星空観察、2回目=カメラ撮影まちあるきワークショップ、3回目=近隣の日本庭園探訪という企画に至りました。
第2回目は、九州産業大学で講師をされている、プロカメラマンの松本和生さんにお越しいただき、基本的な撮り方の指導から、まちに出かけてのフィールドワーク、そして参加者が撮影された写真への講評に至るまでご協力いただきました。
以下は2回目のレポートです。
②9/21(日)14時~16 時「ユウガタハイキング~携帯・スマホで撮るクールな平尾」
気温が低く小雨模様だった前日と打って変わって、好天で気温も高くなった昼下がり、2回目のプログラムがスタート。
プロカメラマンの松本さん(九州産業大学 講師)から、まずは写真の基本的な撮り方と、スマホでの応用方法をお聞きしました。
撮影のポイント
①被写体に対してどん欲になること
1回限りの撮影で満足することなく、もっともっと!という気持ちを持つこと
②撮りたい被写体を真ん中に置かないようにすること
※ 松本さん曰く、”本日、特に守ってほしいポイントです!”とのことでした
③よりインパクトを出すためには、カメラを被写体に近づけて撮ること
④写真全体にストーリーを持たせるためには、人物も含めること
これらを意識し、光の強さも気にしながら(スマホの場合は手で遮るなどして調整可)撮っていけば、素敵な写真が撮れるとのことです。
その例として、事前に公民館近隣を回られた際にスマホで撮影された作品も披露されました。
電灯にスマホをくっつけて上を向けて撮ったり、地面にしゃがんで撮ったり、あえて被写体をずらしたり…普段目にしている風景も、こうした工夫で、ため息が出るような素敵な作品に仕上がります!
その後、公民館を出発し、浄水通方面にフィールドワークへと繰り出しました。
早速、皆さん、被写体に対してどん欲になられ、なかなか前に進めません。(笑)
途中、浄水通に今夏オープンしたばかりのお洒落な食材店に立ち寄り、お店の入口=人物撮影のトレーニング、店内=物体撮影のトレーニングをしました。(こちらのお店には、松本さんが事前に掛け合ってくださり、ご協力が叶いました!)
人物撮影に際しては、お店のスタッフの方が何度もさまざまなポーズを取られる中、参加者の皆さんは、カメラの高さや角度を変えながら、撮影を試みました。
他方、店内では、トマトをモチーフに、霧吹きで水を吹きかけたり、水の上に置いてゆらめかせたり等しながら、淡い光のもとでみずみずしさを演出するコツを体得しました。
ちなみに、松本さんは日ごろから、100円ショップの材料でプロの腕前並みの写真が撮れる楽しい工夫のアイデアもお持ちで、店内での写真撮影の小道具類の多くは100円ショップで調達されたものばかりです。
さらに浄水通を進んで、洋菓子屋さんの角を曲がって…と、皆さんでカメラでバシバシと撮影しつつ、そぞろ歩きました。
公民館に戻ってから、限られた時間でしたが、松本さんから、いくつかの写真に対して講評をいただきました。皆さん、「へ〜」、「ほ〜」と、納得しつつ耳を傾けていました。
最後に、松本さんから、「写真は人を幸せにし、そういう写真を撮れると、自分自身も幸せになれる。ぜひこれからも続けてほしい。皆さんとこうしてつながっていることも大切に。」とのメッセージをいただいて締めくくりました。
松本さんは、事前に丁寧に段取りくださった上、当日もこの写真の通り、多くの小道具をご持参の上で臨んでくださいました。プロカメラマンの戸高さん(写真右の帽子姿の男性)も、ご指導のサポートに駆けつけてくださり、ありがとうございました!
「これからも続けて開催できたらいいですね〜!」という余韻で終えることができました。
以下2点の写真は、松本さんが撮影されたものです。まさしく「作品」という感じですね!
今回のプログラムを通じて、カメラを片手にまちを歩くことで、日ごろあまり意識はしていなかった素敵な景色に出会えたり、人との出会いも生まれたり…と、いろいろな良さがあることを知りました。世代を問わず、まちへ愛着や関心を持つきっかけにもなりそうですね。